広島県尾道市高須町の小児科,眼科  医療法人一香会 宇根クリニック

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TEL 0848-47-4111(小児科) 0848-47-4112(眼科)

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よくある質問

風邪や胃腸炎の後、どれくらい間隔をあけたら予防接種できますか?

当院での目安です。

風邪や胃腸炎であれば症状にあわせ、1-2週間を目安に予定しています。
突発性発疹、水痘、おたふくかぜ、風疹では3週間で予定しています。
麻疹の後は4週間以上あけましょう。

 

兄弟が風邪をひいているとき、予防接種は延期しなければいけませんか?また、水痘(水ぼうそう)にかかっている兄弟がいる場合はどうしましょうか?

**兄弟が風邪をひいているからといって、全例、延期する必要はありません。ただし、兄弟がインフルエンザ、アデノウイルス感染のような急性ウイルス性疾患の場合、1-2週間生ワクチンを延期(ポリオ・麻疹・風疹、おたふくかぜ、水痘)することがありますので、兄弟のかかっている病気を伺った上で、予防接種を受けるお子さんの健康状態を見た上で判断します。

**兄弟が麻疹、風疹、水痘、おたふくかぜにかかっている場合、まだ免疫のないお子さんは既に感染していて、発症前の状態(潜伏期間といいます)にあり、他の生ワクチンを受けても効果は得られません。潜伏期間がすぎて感染したかどうかはっきりするまで、延期しましょう。
兄弟と同じ感染症のワクチンを受けるのは、問題はありません。つまり、兄弟が水痘にかかっているときに、水痘を潜伏期間にうったからといって副作用が強くなるわけではないからです。しかし、全員に免疫が出来て発症予防が出来るわけではありません。

 

感染するいろいろな病気の潜伏期間を教えてください。

感染症の潜伏期間とは病気にかかった人からウイルスや菌をうつされて,実際に症状が出始めるまでの期間をいいます。
良く尋ねられる,感染症についてまとめました。

麻疹(はしか):潜伏期間は10-12日。接触,飛沫感染に加え,空気感染もするので,非常に感染力が強いです。

風疹(3日ばしか):潜伏期間14-21日。飛沫感染しますが,感染力は麻疹より,弱いです。

水痘(みずぼうそう):潜伏期間は10-21日。飛沫感染,水疱内容から感染します。感染力は比較的強いです。

おたふくかぜ:潜伏期間は16-18日。飛沫感染します。感染力は高いですが,不顕性感染といって,腫れたりする症状が出ないまま,感染して免疫ができている人も多いようです。

インフルエンザ:潜伏期間は24時間から72時間。飛沫感染します。

アデノウイルス感染症:潜伏期間は2-9日間。飛沫感染や,接触感染,プールを介した感染があります。アデノウイルスは51種類の仲間がありますので,何度もかかります。プール熱はアデノウイルスの感染によるものです。

溶連菌感染症:潜伏期間1-4日間。唾液など飛沫感染します。

 

学校検診で近視といわれました。めがねをかけなければいけませんか?めがねをかけると近視がひどくなると聞いたことがありますが、本当ですか?

近視になったからすぐに眼鏡をかけないといけないというものでもありません。黒板の字が見えにくいなど、日常生活に不自由が生じてきたら眼鏡をかけるようにしてください。
また近視になりかけの偽近視の時期には、目薬の治療を2から3か月程度つづけることで近視の状態がなくなることがあります。仮性近視である可能性は、近視の10%程度ですが、ごく軽い近視、1年未満の近視、であれば比較的偽近視が多いとされます。

また眼鏡をかけることで近視がひどくなることはありません。見えにくいのを無理して眼鏡をかけずに過ごしていると授業や日常のお勉強にも身が入らなくなりますから、一度、点眼薬による治療を試してみて、効果がなければ眼鏡をかけてみることをおすすめします。

 

糖尿病があり眼科の方も検診を勧められましたが・・・特に現在自覚症状はないのです。

このご時世、無症状のうちから、眼科に通うことはなかなか気が乗らないかもしれません。そうはいっても日本の失明原因の上位に位置している糖尿病網膜症です。見えにくくなるまで我慢してほうっておいてはいけません。
糖尿病網膜症は1.単純網膜症、2.増殖前網膜症、3.増殖網膜症と三段階で悪くなりますが、単純網膜症、増殖前網膜症では自覚症状がないことも多いのです。ただ治療をはじめるのはこの時期が大切です。単純網膜症では血糖のコントロールをしっかりすることで、眼底の所見も自然に改善する可能性があります。
増殖前網膜症では次の段階への進行を食い止めるためのレーザー治療を開始するのに最適な時期です。
それでも増殖網膜症にまで進行してしまった場合には(この段階でもまだ自覚症状がない場合もあります!)レーザー治療と併せて手術による治療が必要になりますがそれでも失明に至る可能性は高くなります。

 

目の前にちらちら黒いものが飛んで見え、周りの人に「年のせいじゃない?」といわれましたが、気になります。

これは飛蚊症(ひぶんしょう)といわれるものです。眼の中の硝子体とよばれる部分に加齢とともに濁りが生じてきてその影が網膜に映って黒いものが飛ぶようにみえるのです。ほとんどの飛蚊症は加齢性の変化といえますが、まれに網膜剥離の前駆症状や眼底出血による飛蚊症もあります。ご心配な方は眼科を受診して眼底検査を受けていると安心です。

 

眼がしょぼしょぼしますが、目の疲れで、しょうがないのでしょうか?

パソコンをよく使っている、寝不足などといった一般的な疲労感のほかにさかまつげや結膜(しろめ)の部分のたるみ、結膜炎、眼鏡が合っていないなど、そのほかさまざまな原因が考えられます。検査と適切な治療によって症状が改善する可能性があります。

 

ポリオを受けた後、下痢をしてしまいました、きちんと免疫が出来ているかどうか心配です。のみなおしが必要ですか?

飲みなおしは必要ありません。
ワクチンは咽頭(のど)と腸管(おなか)で増加します。服用後に下痢がおきてものどのワクチン株が増えてくれますので、大丈夫です。